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Penn Endo Study Club in Japan

Penn Endo Study Club in Japan

voice 1. 伊藤 創平 先生 (Class of 2013)

伊藤創平先生 プログラムでは元々与えられた論文と自分の課題分野の論文をあわせると1年で200本前後の論文を読むことになります。この経験により「学ぶ」という意味を体感しました。 今まで私はその分野に詳しい先生の話や本を読むことが「勉強をする」ということだと思っていましたが、伝聞ではなく原著から学ぶという深く厚みの有る学習が自分の自信に繋がりました。 この知識の裏付けは私の日々の臨床において非常に重要で「おかしいなぁ、治るはずなんですけどね...」と治療期間が長期に及ぶこともなく患者さんに自信を持って説明できるようになりました。 これは患者さんの時間や費用を無駄にしないだけでなく、歯科医療への信頼を損なわないことにも繋がると思います。 また今では興味の有る内容を「自分で検索して文献から学ぶ」という方法を学習できたのも財産です。 また抜去歯を使った宿題や各月毎のケースプレゼンテーションというアウトプットの場があり、自分の現状を赤裸々に第3者の目で評価して頂けるのも学習効率を上げました。 現在では周囲の歯科医院から紹介を頂けるようになり、毎日充実した臨床を行なっております。


ペンシルバニア大学での実習のひとこま。

一年間苦楽をともにした?同期との写真(ペンシルバニア大学にて)
voice 2. 松浦 顯 先生 (Class of 2012)

松浦顯先生 皆さん、初めまして。3期生で福岡市で開業しています松浦顯と申します。 私は今、アメリカのUSC(南カリフォルニア大学)の大学院歯内療法学科のレジデント1年生として忙しい毎日を過ごしています。 朝8時から授業やクリニックが始まり、遅い日は夜9時まで文字通り1日中エンドにどっぷりと浸かっています。 ちなみに私はペンエンドに参加するまで海外に一度も行った事がありませんでした。英語も大学受験以来使っていませんでした。パスポートというものをこの数年前まで見た事が無かったのです。 それがこの歳(38歳)で、英語が苦手な私がなぜわざわざ海外にまで学びにいったかと言えば、それはペンエンド、石井先生の影響です。 石井先生の講義を初めて受けたのは藤本研修会ででしたが、その明快な講義、理路整然とした論理展開、根尖病変に関して言えば外科治療まで含めればほぼ100%近くマネージメントが可能であるというこの分野の高い予知性に、エンドは本当はこれほどまで論理的な学問、臨床なのかと感嘆しました。 日本とエンドに対する捉えられ方が180度異なるのです。それが私が本格的にペンエンドで歯内療法を学んでみたいと思った理由です。
 実際にペンエンドに入るには面接が必要です。そしてそれをクリアすると1年間エンド漬けの毎日となります。 大量の抜去歯牙で練習し、診査診断し必要なdocumentを作成し、症例を集めCasePresentationを作り、そしてLiteratureをsummaryしたり、あるトピックについてプレゼンするTopics Presentationを行ったり、最後はペン大に行ってキム先生に症例を見ていただかなくてはなりません。 1年間本当に休む暇と言うものがありませんでした。休診日、診療終わりから抜去歯牙に向き合い、パソコンに向き合い、苦手な英語論文に向き合う日々は開業医で経営もしなければ行けない私にとって非常に大変でした。 しかし、それを乗り越えた今、確実に言える事は、歯内療法の臨床力の大幅な向上のみならず人前で喋る(プレゼンテーションする)と言う事が本当はどういう事なのか?を身につける事ができるという事です。 これはどの研修会にも無いペンエンドの最大の特徴でありメリットなのではないかと思います。 私は今でも覚えていますが、ペンエンドに参加して二日目、尾上良枝先生のPatancyに関する講義を受ける機会がありました。 このとき、その論理展開の明快さ、圧倒的なエビデンスドベースなプレゼンテーションに圧倒されたのを今でも忘れられません。 講義後に石井先生が講評でこういうのをプレゼンテーションといいますと言われた言葉がまた忘れられません。私は今でもああいうプレゼンテーションがしたいと思っています。
 そしてこの研修会に参加した後、私は益々米国大学院留学という夢をあきらめる事ができず、苦手な英語(TOEFL)を攻略し、2013.8にUSC(University of Southern California,南カリフォルニア大学)の歯内療法科の大学院合格と言う結果を得る事ができ、今に至ります。 今振り返ると、ペンエンドの面接に合格したのが2011.1。卒業したのが2012.5。今は2014.8です。時はあっという間に過ぎていきます。 そう考えるとこの2年間の大学院生活も本当にあっという間だと思います。 私は紆余曲折歯科医師人生ありましたが、昔から変わらないことが一つだけあります。それは患者さんにとって良い歯科医師でありたいと言う事です。それだけを考えて今に至ります。 折角縁あって歯科医師になる事ができた訳ですから、少しでも患者さんのためになるような歯科医師でありたいと思っています。そのためにはこれほど貴方に役立つ研修会は無いと思います。 もしこの私の文章を読んでいる貴方がペンエンドに来る事や米国大学院留学に対して逡巡しているとしたら、私を思い出してください。 こんな私にでもできたのですから。皆さんと一緒にペンエンドで学べる日を楽しみにしております。

voice 3. 李 光純 先生 (Class of 2012)

李光純先生 PESCJの存在を知ったのは、自分のクリニックを開業して2ヶ月目くらいでした。マイクロスコープを購入した会社の方に主宰の石井宏先生をご紹介していただいたのがきっかけです。 私が自分でクリニックを開業したいと思った最大の理由は自費の根管治療を実践したかったからです。 勤務医として勤めていた時代には保険での根管治療しか知らず、根管治療とは最も苦手な治療で、何を基準としておこなうかわからない、ただなんとなくやるもの、患者が痛いといえば、何ヶ月もやり続けるものというイメージでした。 根管治療にまったく自信がもてず、当時おこなわれていた根管治療のセミナーやハンズオンのコースを受講しました。 それだけでも今まで自分が保険でおこなっていた根管治療との差、欧米との格差におどろきショックを受けて、そこで習った事を実践するためには開業するしか方法が無いと思い、周囲の反対にもひるまず思い切って開業をしました。
 PESCJ受講前の私は自費での根管治療というものはラバーダム防湿をおこない、マイクロスコープを使用し、治療時間を1時間以上取り、超音波チップやNi-Tiロータリーファイルを使い、CW法で根管充填をすることであると思っておりました。 それがちゃんとした根管治療であると信じて疑っていませんでした。ところがPESCJに出会い、その考えはがらりと変わりました。 今まで考えていたようなことは、ただのテクニックの話にすぎないということが、受講した今では心の底からよくわかります。 当時(PESCJ受講前)の私の考えってなんて浅かったのだろう、といま思い返すと恥ずかしくなります。
 PESCJで1年間、必死で没頭して勉強し学ぶもの、それははテクニックよりもコンセプトです(これは受講したての頃にはあまりピンときませんでした。コンセプトというものが当時の私は全くわかっていなかった、という証拠です)。
 もちろん実習や課題でテクニックも上達し、これまでよりもスムーズに効率的に治療をおこなえるようになりますが、一番価値のあるものはコンセプトがみにつくということです。 自分や同期生が勉強し、論文を読み込みレビューする過程でコンセプトは身についてきます。目に見えるものではありませんが、大きな糧となります。 自信もつき、どんな症例、どんな患者にも明確に対応出来るようになります。 そこには曖昧さがなくなり、できないものはできない、成功率が低いものは低い、リスクやベネフィットもしっかり考え、すべてが科学的根拠にもとづいて説明がなされ、患者に治療オプションを提示するようになります。 根管治療のコンセプトを学び身につける事で、自分がおこなう治療に明確な根拠ができるようになるのです。
 来院時の診査診断がいかに重要か、今ではルーティンとしておこなわれる検査ですが、PESCJ受講以前はこういったことが行われていなかったので、今とカルテの書き方が違うのです(笑)。 今、再初診でいらした方のカルテを見返すと未熟で無知だったんだな〜と思い、成長できたことが嬉しく思います。
 当然自信がつき、このような姿勢は患者様に安心感、信頼感を与えるようです。PESCJ受講以降、根管治療希望の患者様は増え続けています。
 このようなことを学べるコースに今まで出会った事がありません。私が今まで受講した歯科のコースとは、それまではわかりませんでしたが、テクニックを教えていたんだなということが、PESCJ受講以降にははっきりわかります。 もちろんテクニックも重要ですが、それ以前に歯科医師として患者が抱える問題(病気や治療)に対してどのようなアプローチで思考し取り組まないといけないか、ということをPESCJでは徹底的な教育をしているのです。 もちろん、この1年のコースの内容は濃く課題も多く、楽なものではありません。生半可な気持ちでの受講はお勧め出来ません。 根管治療が大好きである事はもちろん、勉強が好きで情熱がないとついていくのは難しいでしょう。 ただ、これらがそろっている先生ならば、この1年コースはとても刺激的で知的好奇心を刺激され、これまでの勉強の仕方や物の見方を変えてくれる素晴らしい刺激となります。 同じ志をもつ仲間の先生と『同じ釡の飯を食べる?』ことでできる団結、連帯感もすばらしい宝物になります。刺激を与え合い、高め合う仲間ができます。
 PESCJで勉強された先生方は受講後もさらに勉強を続けたくなるようです。私たち3期の先生方も受講中以上に夢中になって勉強しています。 毎年PESCJ卒業後も仲間の先生方とアメリカ歯内療法学会に参加しています。楽しみなイベントのうちの一つです。
 PESCJを受講した事でお金では買えないすばらしいものを手に入れる事ができました。良い時期に良い出会いができて私はとてもラッキーだったと思います。


3期生の終了時の集合写真。みんな卒業プレゼンを終えてホッとしています。

全員が参加したボストンでのAAEにて3期生全員でランチ中

ペン大での研修中のランチブレイクで
voice 4. 清水 花織 先生 (Class of 2013)

清水花織先生 根管治療は、患者さんが苦しんでいた痛みから解放されたり、抜歯宣告を受けた歯を保存できたり、歯科医師としてのやりがいを実感できる場面が多い反面、その治療の複雑さから、自分を含め苦手意識を持つドクターは多く、どうすれば得意になれるのか解決策を見い出せずにいました。
 丁寧に時間をかけて治療を繰り返しても治らない症例に遭遇する度、大学や教科書で学んだ知識に限界を感じ、初めて参加したのが石井先生のセミナーでした。 全てが科学的根拠に基づいた非常に論理的な内容で、アメリカのエンド専門医のレベルの高さ、臨床成功率の高さに素直に感動したのを覚えています。
 このプログラムの講師陣は、単に他の治療よりも「根管治療が得意」な先生ではなく、専門教育を受け、日々臨床でも「根管治療だけを専門」に治療されているスペシャリストばかりで、その講師陣が専門医に求められる知識を惜しげも無く熱心に教えて下さいます。 歯科独特の「上手な先生から目で見て盗め」という職人的なものではなく、専門医を養成するために考えられたアメリカの大学院教育に準ずるプログラムで、プロの的確な指導の下、効率よく根管治療の臨床力を向上させることができます。
 日本にはアメリカのような専門医制度が存在せず、一般開業医は全ての分野に精通することが求められます。しかし、各分野でより精度の高い治療が求められる昨今、全ての分野を一人で極めることは不可能だと思います。 今後日本でも各専門分野のドクターが互いに連携を取って治療を行うスタイルが定着していけば、まだ日本には数える程しか存在しない、根管治療を専門に行うドクターのニーズは増々高まってくると思います。
 私はこのプログラムに参加し、科学的に裏付けのある根管治療を実践する事で、ペリオや補綴を専門とするドクターと連携を取りながら、自信を持って根管治療に臨むことが出来るようになりました。

voice 5. 横田 要 先生 (Class of 2010)

横田要先生 私は第1期生として2009年5月からこのプログラムに参加しました。もともと歯内療法に興味があり色々な勉強会に参加しましたが、自分の納得いくような講習会になかなか出会えませんでした。 そんな中、ペンシルバニア大学の歯内療法科大学院への留学経験をお持ちの石井宏先生がスタディクラブを立ち上げるとお聞きし、参加させていただきました。 開始前はちょっと大変そうだなくらいの思いでしたが、実際に与えられた課題にとりかかると、自分の認識の甘さを痛感しました。 コースでは、抜去歯牙での練習、与えられた文献を読んで発表する文献抄読、実際の臨床例を発表するCase Presentation、エンドのトピックについてプレゼンを行うTopic presentationなどがありますが、なかでもプレゼンが大変でした。 プレゼンを構成するにあたり、かなりの量の文献を読む必要があるのですが、英語の文献を読んだことのなかった私には本当に辛かったです。 しかし継続していくと英語文献を読むのに慣れていき、それが「何か分からない事があれば海外の文献を調べる」という勉強法に繋がり、理論立てて診療が行えるようになりました。 一年間はこれらを休む事無く続けていき、最後はペンシルバニア大学の主任教授のKim先生に症例を見てもらいます。 私はKim先生との面接の一番目だったのですが、緊張しすぎて上手に質問に答えられなかったのを今でも覚えています。 卒業生は次年度からの講義にも参加可能です。また卒業後の継続的な学習や技術向上のためのAcademy of Endodontics(AE)といった部門もありますので、プログラム終了後も研鑽を積む事ができます。 歯科の講習会では、決まった期間が終われば「はい、これでおしまい。」といった感じの勉強会も多いと思いますが、“卒業後も継続して勉強する“というのもペンエンドの大きな特徴だと思います。 私は石井先生から米国歯科大学院の専門医プログラムについて色々聞かせていただき、自分もなんとかその教育を受けたいと思い、ペンエンド終了後からエンドの勉強と平行し留学の準備も進めていきました。 英語が全く出来ない私にとって留学に必要なTOEFLの試験をクリアするのは非常に大変でしたが、このプログラムで出会った同じ目標を持つ先生方と刺激しあい情報交換させていただきながら勉強した結果、2014年7月からペンシルバニア大学歯内療法学科大学院に入学する事ができました。 自分が留学できたのもペンエンドに参加させていただき、石井先生はじめ、講師の先生方、また志の高い先生に囲まれて勉強させていただいたからだと実感しております。 このHPをご覧になっておられる方の中には、歯内療法の臨床力を向上させたい、又は専門医レベルの根管治療を患者様へ提供したいとお考えの先生もいらっしゃると思います。 受講中は辛く厳しいこともあるかと思いますが、コース終了後には間違いなく知識、技術の向上と共に、受講してよかったと感じられると思います。 ペンエンドでお会いできるのを楽しみにしております。

voice 6. 上野 光信 先生 (Class of 2014)

上野光信先生 今思い返すと受講のきっかけをつくったのは、その当時、導入したてのマイクロスコープで覗いた歯髄腔の画像である。 「GPがこんなにもとれていない」「壊死歯髄は洗ったと思ってもこんなに残っているものなんだ」など、それまで3.5倍のルーペを使って悦に入っていた私にとっては衝撃的で、思い切り頭を殴られたような感じがしたのを覚えている。 どうにかしてこれらを綺麗にしてうまく充填する方法はないものかと情報を集め始め、PESCJのHPに辿り着いた。 つまり日本の根尖性歯周炎の有病率を下げたいという大志を抱いて門を叩いたわけでは微塵もないということである。
 運良く受講が決まり、受講前準備のためPESCJのコンセプトが学べる二日間コースを受けてみると、うまく充填する以前に診査診断、意思決定、無菌的処置、治療時間の確保など、もっと重要な事があることを知り、実に痛いところを突かれたと席で唸った。 テクニックばかりに目が行き、見て見ぬふりをしていた部分をはっきり指摘されたような気がしたからである。
 遅くとも受講までに環境を整えなくてはならない。また新しい道具の扱い、滅菌方法など自分以外にスタッフも知らなくてはならないことをどのようにうまく理解してもらうか(現在進行形の課題でもある)。 院内ミーティングのときに時間をもらいおおまかに決定した方針を話し、細かいことや変更点はその都度説明をしていった。
 受講が始まると流れは大きく座学と実習に分かれた。座学はエンドに関する論文を読み内容をプレゼンテーションすること、そして実習は抜去歯実習と日常臨床におけるケース作成である。
 座学には、論文の内容を正しく理解すること→みやすいスライドを作ること→時間内にわかりやすくプレゼンすること、とハードルがいくつかあった。 読むだけならまだしも「みやすく」スライドを作ることと「時間内にわかりやすく」プレゼンすることには全く慣れていなかったので、夜な夜な一人で何もない空間に向かって笑顔で語りかけるという気味の悪い練習をすることもあった。
 実習に関して、Ni-TiロータリーファイルにもCWCT(根管充填法)にもほとんど慣れていないゼロに等しい状態であったので、休みの日や診療後に抜去歯で十分練習してから実際に患者に応用した。 医院のアポイント時間を使いながらの実習であるのであまり悠長にやっていると経営に響き、そしてまたタイムマネジメントとしての実習にもならない。 最初の頃は自院にいながらにして嫌な緊張を感じながら、実習を進めていた。 単根管の何の難しさも無いケースも慣れない頃は、おたおたしながら90分のアポイントを三回使ってしまい、インストラクターの方々に指摘されたこともあった。
 作ったケースは皆の前で発表し、さらに石井先生とマンツーマンのディスカッションもすることになっている。 ここで診査診断、意思決定のプロセスの評価や、道具の使い方の細かい感覚など、こうすればいいのかという気づきをいくつも頂いた。 問題点を厳しく指摘され、自院に帰り慌てて対策を練り、次回はそこを解決済としていく(していかないと色々な意味で大変なことになる)、この繰り返しであった。 このサイクルのおかげで臨床力を上げることができたのだと思う。
 PESCJ内の連絡は主にFacebookで、PESCJ公式、一期上の先輩たちとのグループ、同期内のグループを使い分け、PESCJ全体の情報共有、先輩たちへの日常臨床の質問や、こんな便利なものがあるよ、同期内でこんな悩みがあるけどみんなどうしてるのよなどなど活発にやりとりをしている。 ささいなことでも質問できる雰囲気、そして反応が非常に早いことはとても有難い。
 受講中にインストラクターの方々から指摘されることは厳しいが、飲み会の席では全くそんなことはなく親しくざっくばらんにいろいろな話をして頂いた。 実際、受講中に得ることと同じくらいの指導をしていただいたと感じている。良い意味で「部活」という表現が適切だと幾度となく思った。
 一年間の受講を終えた時点で、コンベンショナルのケースの診査診断、処置は「なんとなく手をつけ処置を進める」のではなく「ステップステップで確認すべき事柄をクリアしながら進める」というふうに著しく変わったように思う。 多少の自信もついてが、外科も含めまだまだまだである。今後はPESCJ認定医取得を目指しさらなるスキルアップを図りたい。 受講中はもちろんのこと、卒後も持続的に研鑽を積み、延いては各々の地域のエンドで困っている方々への啓蒙活動にも興味のある先生には是非とも受講をお勧めする。

voice 7. 根井 俊輔 先生 (Class of 2014)

根井俊輔先生 皆さん、はじめまして。5期生の根井俊輔(宮崎市開業)と申します。このHPをご覧になっていると言うことは、根管治療に何らかの意識が強く働いている事と推察いたします。 いろいろな考え、思いを持ってこのプログラムに参加をされますが、私の場合は、最初の動機が少し特殊なケースかもしれませんので、ご紹介します。 私は元来根管治療が苦手なため、いろいろな根管治療講習会に出席し、研鑽を積んできました。 それなりの自信もつき、縁があってメーカーからの依頼で、根管治療講習会なるものを行って参りました。 ただ、私が行ってきたものは、著名な先生方から得た知識、情報や本や雑誌からの知識を自分なりにまとめたことを、受講生の先生方に教えたものです。 その講習会を続ければ続けるほど、本当にこれは正しい事をおしえているのだろうかと言う疑問が日に日におおきくなり、それがだんだんと苦痛になってきていました。 その時に「Penn Endodontic Grobal Symposium in Japan」が開催され、そこでのEvidenceに基づいた揺るぎない理論と実践を目の当たりにして、「これは本物だ」と直感し、このプログラムを受講したいと言う思いが強烈に巻き起こりました。 面接後、だめだろうと思っていた矢先、合格のメールが届いたうれしさを昨日の事のように覚えています。
 さて、このプログラムの特徴は、「全ての事にactiveに、aggressiveに」と言う事につきます。 1年間と言う短い期間で、歯内療法専門医としてのスタートラインに立とうとしているのですから、それなりの苦労があるのは当然ですが、ただ単にプログラムをこなす以上の事が求められます。 このプログラムの一つの特徴として、8名で一緒に研鑽を積むと言うのがあります。効率よく勉強するためにプログラムが組まれていますが、各々の責任は重大です。 例えば自分が担当するトピックスプレゼンテーションは、そのトピックについて8名の中で、一番良く理解していなければならず、それをプレゼンテーションという形で残りのメンバーにレクチャーします。 このプレゼンテーションの出来が悪ければ、残りのメンバーの学習に大迷惑をかけてしまいます。 自分さえよければはだめで、8名全員が効率よく、しかも全員が1年後に歯内療法専門医としてのスタートラインに立てるようレベルアップする必要があります。 5期生は年齢、性格、参加環境も様々で、最初は遠慮がちでしたが、メンターの先生方の叱咤激励により、次第に結束力が生まれ、全員で卒業試験に合格することができました。 現在も5期生だけの勉強会を行ったり、月1回Facebookに症例を提示して各々採点し、来る認定医試験に向け研鑽を積んでいます。 合言葉は「認定医全員合格」です。このプログラムを一緒に修了した同期生は、年齢は違えど「戦友」 「同志」といった感覚で、一生つきあって行ける関係となりました。これもPESCJの特徴だと思います。
 朝、5時になるとパソコンの電源を入れ、2時間文献を読むのが日課です。歯科医学を担うものとしては、研鑽を積む事は当たり前の事だと、このプログラムは教えてくれます。 石井先生にはこの年になって「学習することの楽しさ」 「Logicを持って歯科医療に取り組む大切さ」を教えていただき、本当に感謝しています。 残された歯科医人生は、自分の歯内療法のレベルアップと世界基準の歯内療法の普及に、微力ながら取り組んで行く所存です。
 PESCJの受講を考えている先生方、ぜひ一緒に研鑽を積みましょう!!